現在のペレス・プラード楽団は
キーボード×1
トランペット×4
トロンボーン×2
アルト・サックス×2
テナー・サックス×1
バリトン・サックス×1
ベース×1
コンガ兼ボーカル×1
ドラム×1
ティンバレス・パーカッション×1
そして私のボンゴ
で演奏されるのがフル編成です。
演奏曲目などによってメンバーの人数は変わりますが、昔からこの編成が基本のようです。
ですが、ペレス・プラードのマンボが大流行した頃には上記の人数よりも多く、なんとコンガだけでも4人というかなりの大編成の時期もありました。

大編成時のペレス・プラード楽団
ペレス・プラード初期のレコーディングでは、マラカスや曲によりギィロも入っていましたが、最近の演奏スタイルにはこの楽器たちは使われていません。(たまにコンガ担当が「ある恋の物語」など、曲によりマラカスを使います。)
ラテン音楽というとマラカスやギィロというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、意外ですよね。
初期の録音には使われていたのですが、現在はその役割はドラムが担っています。ハイハットで表現しているのです。
ペレス・プラードの伝統の音楽スタイルを継承しつつ、常に新しい表現に向かっているペレス・プラード楽団。今後もさらなる活躍が期待されています。
私も、ペレス・プラード楽団で過去のボンゴセロ(ボンゴを演奏する人のこと)の表現を組み込みながら、きっとペレス・プラードが好むであろう演奏方法を取り入れコンサートに臨みました。
今後のコンサートにもぜひ期待していてくださいね!!アァ~うっ!!

写真は、ペレス・プラードとマラカスを持つ美空ひばり